「ねぇ、いつ結婚するの?」
「いい人いないの?」
「……。」
親にそう聞かれるたびに、心がズン…と重たくなっていました。
私は29歳で結婚相談所で婚活を始めました。
でも、親には絶対に言いませんでした。
正直に言うと、“言いたくなかった”というより、
“言いたくなさすぎた”。
だって、うちの親はけっこう過干渉タイプ。
「誰なの?」「どんな人?」「年収は?」「会わせてよ」…
そうやってグイグイ踏み込まれるのが目に見えていたから。
しかも普段から「まだ結婚しないの?」とプレッシャーをかけてくることが多くて、
そのたびに、焦りとかモヤモヤとか、いろんな気持ちがごちゃ混ぜになってた。
だから私は、結婚相談所に入ったことも、婚活していることも、
誰にも言いませんでした。
(本当に信頼できる友人1人だけには話したくらい)
特に親には、「結婚が決まってから話そう」と決めていたんです。
誰にも口出しされないからこそ、“自分の意思で動けた”と思います。
もちろん、親のことは大切。
だからこそ、結婚は自分の力で決めたいという気持ちが大きかったのかも。
これから私がどう生きたいか、誰と生きたいか。
それを自分でちゃんと選ぶために、私は婚活を始めました。
結果として、ちゃんと自分の気持ちを整理できたし、
親に報告したときも、自信を持って「この人と結婚します」と言えた気がします。
「婚活してることを親に話すべき?」
この答えに正解はないと思う。
でも私は、“話さない”という選択をしたことで、救われた部分がたくさんありました。
親のプレッシャーに心が疲れている人、
干渉がつらくて一歩が踏み出せない人へ、
「自分を守るために“話さない”という選択もアリ!」と伝えたいです。
婚活は、自分の人生と真剣に向き合うこと。
だからこそ、他人の期待よりも、自分の心に正直でいていい。
誰にも言えずにこっそり頑張っているあなたへ。
あなたの選択は、間違っていません。