 
 婚活を始めたばかりの私は、
 正直、自分に自信なんて全然なかった。
身長は175cm。
 明るく振る舞ってはいるけど、根はネガティブ。
 男性の平均身長より高いし、
 「可愛くないし、どうせ選ばれない…」って、勝手に思い込んでた。
婚活をしているのに、どこかで「私なんか…」って
 自分を下げてばかりいた気がする。
 
 そんな私が今の旦那と出会ったとき。
 彼に言われた言葉が、忘れられない。
「一緒にいて楽しいし、何より見た目も好み。
  実はずっと、高身長の女性がタイプだったんだよね。」
……え?
私がコンプレックスだと思っていた“高身長”が、
 彼にとっては「理想」だったなんて。
 もう、目からウロコだった。
 
 婚活を通して感じたのは、
 魅力って、自分の中にはすでにあったってこと。
他の子と比較しなくていいんだよね。
自分の魅力って、自分ひとりでは見えないこともある。
 相手と出会って、関わって、はじめて気づくこともあるんだよね。
 
 婚活をしていく中で、私は少しずつ変わった。
 “無理して愛される”よりも、
 “自分らしくいて、心から笑える人と出会いたい”って思えるようになった。
そして気づいたの。
 案外、私の魅力って――
 「思っていた自分とは、まったく逆のところにあった」ってこと。
 
 自分で「ここがダメ」って思っていること。
 誰かにとっては、それが「好きになる理由」かもしれない。
あなたのそのままを、まるごと愛してくれる人はきっといる。
 私がそうだったように。
だから、大丈夫。
 あなたはすでに、魅力的な存在なんだよ!