 
 幼い頃からずっと、「なんか人と違う」と感じていました。
 人の目が気になる、人の気持ちを必要以上に読み取ろうとしてしまう。
 それがうまくいかなくて悩んで、家に帰るとぐったり疲れて、信じられないくらい眠ってしまう。
「ちょっと変わってるよね」と言われるたびに、「そうだよね」と自分を否定しながらも、
 本当はすごく傷ついていて、でもそれを見せないように、外では明るく振る舞っていました。
 人前ではニコニコしてるけど、実は心の奥ではずっと孤独で、暗く沈んだ気持ちを抱えていたんです。
 
 周囲に合わせなきゃ、嫌われる。
 平和に過ごすためには、空気を読むのが当たり前。
そんなふうに、自分の気持ちをずっと抑えて生きてきました。
 それでも、人からの何気ない一言にひどく傷つき、体にまで不調が出てしまうこともありました。
 帯状疱疹や口唇ヘルペスが出るほど、心と体が悲鳴を上げていたのに、自分ではそれに気づけていなかったんです。
 
 あるとき、知人からこう言われました。
 「もしかして、HSPなんじゃない?一度調べてみたら?」
正直、最初はピンとこなかったけど、調べていくうちに驚くほど自分に当てはまることばかり。
 しかも、私はHSPの中でもHSS型という「繊細だけど刺激を求めるタイプ」だったのです。
 
 私が驚いたように、もしかしたらあなたも「これって私のこと?」と感じるかもしれません。
 ここで、簡単にHSPの特徴を紹介しますね。
些細な音や光、匂いに敏感で疲れやすい
相手の気持ちに強く共感しやすく、感情が移りやすい
一人の時間がないとしんどい
自己否定しやすく、傷つきやすい
怒られていなくても、空気を察して落ち込む
深く考えすぎて行動に移すのが苦手
他人の機嫌にとても敏感
※HSS型HSPになるとここに「好奇心旺盛」「刺激を求める」「退屈が苦手」といった、相反する性質が加わります。
 
 私はHSPを知ったことで、はじめて「自分は変なんじゃなくて、ただ“そういう気質”だったんだ」と気づくことができました。
 そして、それを理解してからは、人との関わり方も少しずつ楽になっていきました。
 
 婚活って、たくさんの人と出会う分、
自分と向き合う時間でもあると思うんです。
 だからこそ、
「自分がどんな気質か」
「どんなふうに疲れやすいのか」
「どんな相手が合うのか」
を知っておくことが、とても大きなヒントになります。
 
 同じように「生きづらい」「婚活がうまくいかない」と感じているHSPさんたちに向けて、
 少しでも心が軽くなるようなブログを、これから連載で書いていきたいと思います。
あなたの婚活が、もっと“あなたらしく”進められるようになりますように。