婚活では、初対面の印象が大事だとよく言われます。
だからこそ私は、相手に合わせて性格や雰囲気を“演出”していました。
明るく振る舞ったり、相手の好みに寄せた話題を選んだり…。
でも、そのたびに心の中では「これって本当の私じゃない」と感じていました。
HSPさんは空気を読む力が高く、相手に合わせることが得意なんです。
だからこそ、婚活で“仮面”をかぶり続けてしまうことも多いんです。
私の場合、「素を出したら嫌われるかもしれない」という恐れが根底にありました。
相手によって、出す部分と隠す部分を使い分けていたのです。
それは一見、賢い対応に思えるけれど、長期的にはとても疲れるやり方でした。
会うたびに「今日はどの私で接しよう」と考える。
家に帰るとぐったり疲れて、
「また仮面をかぶってしまった…」と自己嫌悪。
そんな繰り返しでした。
本当の私を受け入れてくれた人
転機は、今の夫との出会いでした。
最初から自然体で話せて、変に気を使わず、素のままでいられる時間が増えていきました。
そして気づいたんです。
「素を出しても受け止めてくれる人こそ、本当に大事にすべき相手なんだ」と。
婚活では、“仮面をかぶってやっと成り立つ関係”よりも、“素でいて成り立つ関係”を探すほうが、ずっと幸せに近づけます。